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オブレート会死亡名簿
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オブレート会死亡名簿日本-1955-1975
今年も残り少なくなった今日、私達は教会墓地に行きました。聖心のイエス様の御像の下にオブレート会の神父様方のお墓が4基あります。右からウォード神父様、ロビタイ神父様、ブラザー津田さん、そしてスティーブンス神父様と並んでいます。いつ訪れても、ここには美しい供花が絶えたことがありません。 最初にこの墓地に入られたのはウォード神父様で、最近ではスティーブンス神父様です。ウォード神父様の墓碑には、1975年9月4日48歳とあります。48歳。余りにも若くして召されています。もしも御健在でしたら、今70歳です。いつも明るく若々しくユーモアに満ちた神父様のイメージからは、70歳の姿はとても想像出来ません。 私が神父様から貴重な指導や援助をいただいたのは、1968年5月、アメリカの首都ワシントンのオブレート会本部を訪問した時のことです。その時私はシモンズ師の手引きを受けながら、社会福祉の実態と研修の為、旅行をしていました丁度休暇で帰米されていたウォード神父様は心よく厚生省その他福祉施設の見学に、1日を費やして案内して下さいました。オブレート会の本部で休息しながら、私にとっては驚異的な迄に進歩したアメリカでの社会福祉の実態と専門的な福祉の在り方について、ウォード神父様を通じて学び、目から沢山のウロコを落すことが出来ました。今も感謝しています。 かねてから神父様は彫塑、絵画にすばらしい特技をもたれ、その傑作は私達の憧れでした。そこで、勇気をだして神父様の記念に何か一つ欲しいとお願いしましたら、或る日遠路わざわざ私方を訪ねて下さり、一枚の絵を下さったのです。それはベロニカの聖布に写されたキリストの面影、イエズス様のえもいわれぬ美しい御顔でした。苦悩に満ちた十字架の道行きにも関わらず、慈しみと許しに満ちたキリストの御顔でしたウォード神父様はこの絵を届けて下さったその足で、新しい任地古賀に行か礼やがて手術の為アメリカに帰られました。そして全く突然に神のみもとに召されたのです。このことはまことに痛恨の極みです。 48歳、これからという時でした。私達にとって、福音宣教の実をもたらして下さる大事な大切な神父様でした。今では、この残された唯一のキリストの御顔が神父様の最後の作品、そして貴重な形見となってしまいました。眺めても眺めても尽きることのないキリストの愛の御顔、この絵の中に、私はウォード神父様の大きな愛と命が伝わってくるのを覚えます。ウォード神父様に感謝。神に感謝。 赤岡教会信徒武田紀 |
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